「砂糖」と「みりん」って料理するときなど、「どっちを使えば良いのだろう?」と違いに悩んだ経験はありませんか?そんな方に向けて、この「砂糖」「みりん」の使い分けの方法をこの記事で解説していきます。
完璧に押さえなくてもポイントは結構単純で覚えやすいと思います。ぜひこの2つの違いを覚えてスムーズに料理をしましょう!
砂糖とみりんの違いは何?
ここで質問です!あなたは「砂糖」と「みりん」の違いを説明できますか?
多分わからないからこの記事を見てくれているのだと思います。全然わからなくても問題ないので料理する上でのこの2種類のポイントをわかりやすく説明します。
- ガツン!と強い甘さが欲しい時に使う
- ジューシーにお肉などを柔らかくしてくれる
- アルコール分が臭みを消す消臭効果に
- 甘さだけでなくまろやかさを料理に与える
- 煮崩れ防止作用がある
ここでまず大事なのは、「砂糖」は柔らかくしてくれることと「みりん」の煮崩れ防止作用があるということです。つまりどういうことかというと、お肉って柔らかくジューシーな方が良いですよね?(好みはありますが)なので「砂糖」を使用して、魚など煮崩れしそうなものには「みりん」を使用します。
砂糖とみりんについて(ふらっと立ち読みコーナー)
砂糖の主な原料は、サトウキビやテン菜と呼ばれるものでそれを絞った際に出る液体を結晶化させて作られその主成分はショ糖です。砂糖を舐めたことがあるとは思いますが、舐めただけですぐ甘い!って思いますよね。それがショ糖=砂糖です。
一方みりんは、蒸したお米・米麹・焼酎などを熟成させたものが「みりん」なんです。少し考えてみてください。お米や米麹などを熟成させると米麹の発酵が進みます。つまり発酵過程でお米のでんぷんなどが分解されることによって、独特な風味・まろやかな甘さになるというわけです。
つまり何気なく使用していたこの2つは結構大きな違いがあった!というわけです。では次にその使い分けを以下でまとめています。
砂糖とみりんの使い分け方法(3つの料理で解説)
上記で砂糖とみりんの作られ方や特徴などもわかったと思います。以下で3つの料理は一体「砂糖」と「みりん」のどちらを使用したら良いのか、おさらいの意味も込めてまとめました。
魚の煮物
魚の煮物は「みりん」を使うべき料理の1つで、理由は「みりん」の特徴の消臭効果と煮崩れ防止作用があるということです。またブリの照り焼きなど照りを付けるときも「みりん」の甘み成分でつけることができます。
すき焼き
すき焼きは「砂糖」を使うべきで料理で、理由は「砂糖」の特徴の素材を柔らかくしてくれるところです。ですので、すき焼きだけに限らずお肉料理には砂糖が使用されることが多いです。
肉じゃが
肉じゃがに関しましては、「砂糖」だけで作る!「みりん」だけで作る!と意見があるかとは思いますが、ここではその両方を使用した肉じゃがを説明します。調味料の基本の「さしすせそ」の順番でまず「砂糖」を入れて最後にまろやかさなどをプラスするために「みりん」を加えます。※調味料のさしすせそは「さ:砂糖」「し:塩」「す:酢」「せ:醤油」「そ:味噌」です。
料理に甘みを染みこませるのは砂糖、そして最後にみりんを入れることによってまろやかさや独特の風味もプラスされて美味しくなりますよ!
砂糖とみりんの違いは何?のまとめ
「砂糖」も「みりん」もどちらとも甘さを出すための調味料ですが、単に甘いのか、甘さ控えめでまろやかさを出すのかなど大きく違います。また、使用用途は様々ありますが特に覚えてもらいたいのが以下です。
- 「砂糖」=素材を柔らかくする
- 「みりん」=素材をキュッと引き締める
この2点が結構重要なのでぜひ覚えてみてください!あと調味料の「さしすせそ」は基本ですので合わせて覚えてください。
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