草野球でも高校野球でもピッチャーしていると必ず「伸び」が欲しいと思ったことはあるはずです。むしろ必ず思うはずです。でも思ったほどストレートが伸びなかったり、球が速かっても伸びがない人もいると思います。
ではその「伸び」というものは、どのようにして投げれば手に入れられるのか、どのような意識で投げれるようになるのか、この辺りをこの記事で紹介します。
- 伸びがでる投げ方の理解ができる
- 伸びがでるボールの握り方がわかる
私は小学生から現在まで野球を20年ほどやっており、その中で主将や全国大会なども経験させて頂きました。少しでも自分が知ってる知識を広く皆様に受け取ってもらえるよう発信しています。
草野球ピッチャーで伸びがある速球が投げたい方へ
どれだけ早い速球を投げようともバッターには打たれます。速球の魅力は単にスピードだけではなくその速球がどれだけ伸びているかといった部分もかなり重要なポイントです。
草野球の試合で相手ピッチャーの球が速いけど球が全然来ない・打ち返すことができそうと思った経験ないですか?そういったたまには「伸び」がないんです。
「伸び」というものは投げたボールの回転数で決まり、その回転数が多ければ多いほど球はホップし「伸び」に繋がるのです。ホップする球で有名なのが阪神タイガースにいる藤川球児投手ですね。バッターがここに来るだろうと思ってバットを振りますがボールはホップしそのバットの上を通過するこれが「伸び」です。
その「伸び」についてポイントを3つに絞り解説していきます。
投げ方で伸びが激変
投げ方についてなのですが先に結論を言いますと、どれだけボールに自分の体重を乗せて投げられるか(体重移動)ということです。
ここで重要なのは「下半身の使い方」です。ピッチャーをしていた方なら「お尻をギリギリまで出して最後に足を踏み込め」といったことは聞いたことがあると思います。(野球経験のない方はちんぷんかんぷんだと思います)
投球動作に入ってまず足を出すのではなく、足を上げてお尻から前に倒れるイメージで最後に足をだすといった投げ方をします。
この投げ方はボールに体重が乗りますので「伸び」以外にも球速アップに繋がったりもしますのでメリットはあります。そしてその投げ方で次の腕の振りに続きます。
腕の使い方で伸びアップ
先ほどの投げ方の次は腕の振りです。腕は鞭のようにしならすことはピッチャーとして投げ方の基本で、でもその腕のしならせ方を間違うとボールに力が伝わりません。
その腕のしならせ方で注意するのは、手首までしならせないことです!手首までしならせてしまうとボールに全然力が伝わりませんし、いくら投げ方で体重移動が完璧でも勿体無いです。
手首はしっかり固定するイメージを持って腕だけをしならせる意識が大切で、腕に力が入ってしまうと当然伸びのある球にはなりません。そして最後のステップ「力を入れるタイミング」です。
ボールに力を入れるタイミングで伸びがグン!
ボールに力を入れるタイミングは結構重要で、リリースポイント(ボールを離す瞬間)でグッと指先に力を入れるといったことです。
でもリリースポイントで力を入れるのは少し速い気が私はします。私がオススメする力を入れるタイミングはボールが離れた瞬間です。「ボールが指から離れてるのだから意味ないでしょ?」と思う方もいらっしゃると思います。
確かにその意見はとてもど正論です。私が言いたいのは、個人差はありますがリリースポイントで力を入れる時、どうしてもその前から力がはいりませんか?そのボールが離れる瞬間だけ力を入れることって可能ですか?
ですので本当に最後の最後に力を入れる意識をつけるためにボールが腕から離れた瞬間といった表現をしたのです。これはあくまで指からボールが離れた瞬間に力を入れるイメージをするということです。これの方が最後の最後に力が入ると思います。極限まで力を抜いた投球フォームというわけです。
草野球ピッチャーで速球が投げたいのまとめ
いかがでしたでしょうか?この速球の「伸び」をアップさせる方法は結構有効だと思いますし、私自身も草野球などでピッチャーをする際もこの意識は常に持っています。
最後おさらいをかねてポイントをまとめます。あなたも「伸び」のある速球を手に入れてバッターを手玉に取ってみませんか?
- お尻を出して体重移動
- 腕を鞭のようにしならせる
- ボールが離れた瞬間に力を入れるイメージ
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