18.44m
これはプロ野球や草野球などのピッチャーマウンドからホームベースまでの距離であり、数々の熱き男達のドラマが繰り広げられた距離です。
野球をしている方や今この記事を読んだ方は思ったはずですが、「18.44m」ってどこか中途半端な距離だと思いませんか?「野球はアメリカで生まれたんだからメートルをインチやフィートに直したらいいんじゃないの?」と思って調べても60フィート6インチと中途半端です。
なぜピッチャーマウンドからホームベースまでの距離(18.44m)はこの数字になったのか解説していきます。
- ピッチャーマウンドからホームベースまでの距離の理由がわかる
- 18.44mは実際どれくらいの距離なのかわかる
私は小学生から現在まで野球を20年ほどやっており、その中で主将や全国大会なども経験させて頂きました。少しでも自分が知ってる知識を広く皆様に受け取ってもらえるよう発信しています。
ピッチャーマウンドからホームベースまでの距離とは?
上の写真でもありますようにピッチャーマウンドは、ピッチャーマウンドのプレートからホームベースまでの距離です。プロ野球や草野球・高校野球に置いてその距離の長さは18.44mと定められています。
ここで1つ不思議に思いませんか?「18.44mって中途半端じゃない?」といった風に思いませんか。確かになぜこのような中途半端な数字なのか、この18.44mをフィートやインチに直すと60フィート6インチでこれもまた中途半端ですよね。
では、なぜこのような18.44mや60.6フィートといった数字になったのかを説明していきますね。
このピッチャーマウンドからホームベースまでの距離は18.44m(60.6フィート)はどこで決められたの?
この話の結論の舞台はアメリカのニューヨークジャイアンツに所属していた豪速球を投げるピッチャーがいたんです。当時はまだピッチャーマウンドからホームベースまでの距離18.44mではなくて「13m」の距離で野球が行われていました。
普通に考えれば怖いですし危ないですよね。ですので当然13mから豪速球を投げられてデットボールが当たるということもありえますよね。そんな中その投手がバッターの頭部にボールを当ててしまいそのバッターが昏睡状態になってしまったのがきっかけで、13mから18.44mに変更されました。
なぜピッチャーマウンドからホームベースまでの距離は18.44m(60.6フィート)という数字になったの?
この18.44mという数字は、ただの勘違いから始まりました。先ほども述べたように13mでは近すぎて怪我人がでると判断し、正式にピッチャーマウンドからホームベースまでの距離は13mから18.28m(60.0フィート)に変更が決まりました。
60.0フィートで製図屋に提出したところ「0」を「6」と見間違えて「60.6フィート」と勘違いしてしまい、それが原因で現在の18.44m(60.6フィート)となったわけです。
ピッチャーマウンドからホームベースまでの距離のまとめ
いかがでしたでしょうか?ただの「勘違い」から始まったこの18.44mで現代では考えられない・信じられないミスですが、この18.44mといったこの距離でいくつものドラマが生まれたのも確かです。
ピッチャーマウンドからホームベースまでの距離が13mではさすがに豪速球が投げられれば打てる打てない云々、昏睡状態には止まらず死者も出ていたかもしれません。
ただの「勘違い」から生まれたドラマ・名勝負の数々は100年以上も前から繰り広げられていますが、絶妙な距離だと言えますね。
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