「変化球」。この言葉を聞いて、草野球など野球をしている方・ピッチャーをしている方なら興味を持つと思います。
そんな変化球でバッターのタイミングを見事にずらせるオススメの1球を、野球歴20年で草野球でもピッチャーをしている私(もっくん)がご紹介します。
草野球のピッチャーがオススメするあの変化球
草野球や少年野球・高校野球などでピッチャーをはじめた方にぜひ覚えてもらいたいオススメの変化球があります!
その球は遅くバッターが待ちきれずに思わずバットを振ってしまう有効な変化球で、プロ野球選手やメジャーリーガーでも結構使われている方が多い球の1つです。
その変化球というのは、「チャンジアップ」という変化球です!
「え?チェンジアップ?」「あんなスローボール投げたら打たれやすい!」などの意見もあると思います。しかし、チェンジアップは簡単に打たれそうな球ですが投げるタイミングさえ掴めば相手バッターを手玉に取ることができるのでオススメの変化球というわけです。
では、その変化球(チェンジアップ)をどのように握るのか写真で説明します。
草野球でも使える変化球の握り方と投げ方
まずピッチャーの基本の球「ストレート」の握り方が下の写真です。
では、野球歴20年のピッチャーの私がオススメするチェンジアップの握りが下の写真です。
チェンジアップの握り方は、ストレートの握り方の人差し指と中指をボールの縫い目にかけるのとは違い、中指と薬指をボールの縫い目にかけ、人差し指と小指は自分の握りの安定する位置に置くだけです。親指に関してはストレートと同じ位置で構いません。
投げ方につきましては、ストレートと全く同じ投げ方で構いません!ですのでチェンジアップは覚えやすい変化球でもあり、基本のストレートと同じ投げ方で投げるので習得しやすい変化球なのでピッチャーの私がオススメするわけです。
その変化球を投げるタイミング
先ほど上記で「簡単に打たれそうな球」と言いましたが、その解決策として相手バッターに対してのタイミングをズラせば打たれないんです。実際に試合でも練習でも何度も投げて空振りや三振を取ったことが多くあります。
ではどのようにして遅い球チェンジアップでバッターのタイミングをズラせばいいのかいくつかご紹介します。(絶対にタイミングをズラせる・100%打たれないといったことではありませんのご注意ください。)
- 相手バッターが打ち気満々の時の変化球
- 代打で出てきたバッターに対しての変化球
- ストレートなどの早い球を投げた後の変化球
- チェンジアップを投げた後の変化球
このご紹介した4項目は全て理由があります。
まず1つ目「相手バッターが打ち気満々」の時ですが、打ち気満々ということは多少なりとも頭の中で「打つ!打つ!」といった興奮状態になっている訳なので、そこに気が抜けるようなスローボールを投げると「おい〜!ストレート投げろよ〜」となるはずです。
2つ目の「代打で出てきたバッターに対して」ですが、これは1つ目と心理は同じです。代打で出てきたバッターはヒットやホームランなど何かしらの結果を求めますのでその初球などにチェンジアップを投げる訳です。
3つ目の「ストレートなどの早い球を投げた後」は、これはザ・王道ですよね!早いボールの後に遅い球の緩急をつけられると自然とタイミングがずらせます。もちろんチェンジアップを投げた後にも繋がりますしね!
最後の4つ目「チェンジアップを投げた後」については、相手バッターとの心理戦です。他の3項目よりは打たれる確率が少し上がりますが、例えばピッチャーのストレートが140kmだとしてチェンジアップが110kmと仮定すれば、110kmのチェンジアップの後に早いストレートがくる!と思ったバッターに対してもう一度チェンジアップを投げればタイミングがズレて空振りなど奪うことができる有効な球です。
他にもこのチェンジアップを使う場面はあると思いますが、この変化球を投げるタイミングを少しは掴めたかと思います。ですので、このチェンジアップをピッチャーの方々に取り入れて欲しい変化球の1つとなる訳です。
草野球のピッチャーがオススメする変化球のまとめ
いかがでしたでしょうか?プロ野球選手でもメジャーリーガーでも多く投げられている変化球「チェンジアップ」。その打てそうで打てない球がバッターからするとすごく気が抜ける有効な1球なんですよね。
遅い変化球といえば「カーブ」などもありますが、このチェンジアップやカーブなどの遅い球があるから早い球「ストレート」などが活きてくるので、「草野球などでピッチャー始めたよ!」「ピッチャーしてるけど投げたことないよ!」という方は一度投げてみてください!
本当に胸張ってオススメできる変化球なのでぜひ覚えて、相手バッターの気を抜いてあげましょう!
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