硬式ボールの縫い目の数は108です。これは諸説ありますが、なぜアメリカの硬式ボールの縫い目は216?同じ硬式ボールではありますが、何が違うのでしょうか?
単純に縫い目が倍あれば今より2周りくらい大きくないとボールの作り上無理があるだろうしね。その辺をこの記事で解説しています。
- 硬式ボールの縫い目がどのようにして出来ているのかが分かる
- 日本とアメリカの硬式ボールの縫い目数が違うことが分かる。
硬式ボールの縫い方
プロ野球や高校野球など身の回りで硬式ボールを見る機会は多いと思います。そんな硬式ボールですが、一体どのように縫い合わされていると思いますか?
答えは人の手で縫われています。機械化が進むなか一つ一つとても器用に二本の針を使いながら丁寧に縫われています。文章で説明は少し難しいと思いますので、気になった方は、以下の動画の8:45秒辺りからご覧下さい!
そんな硬式ボールが450円〜1000円弱などで販売されている事について、とても安いなと感じました。では、その縫い合わされている数についてですが、アメリカと日本では数が違います。
日本の硬式ボールの縫い目108とは?
日本の硬式ボールの縫い目の数は、「108」です。これは野球している方なら知っているとは思いますが、知らなければ覚えていても損はないと思います。
では、なぜ108となったのか?諸説ありますが「煩悩の数」と言われるのが1番周知されているのではないかなと思います。でも実際はそのようなことでもなかったんです!
なぜ108になったかと言うと、この「108」という数字が1番ボールを長持ちさせるための最適な数だったんです。
縫い目が多いと、それだけ穴を空けるのでボール自体の強度が下がります。また反対に縫い目を少なくすると、穴が少ない分ボール自体の強度は増しますが、縫い糸がちぎれてしまいます。その丁度いいバランスを取った数が「108」だったってことです。
ではなぜアメリカでは、縫い目の数が「216」と言われるのでしょうか?
【108/216】日本とアメリカの違い
日本では縫い目の数は108で、アメリカでは縫い目数が216なのでしょうか?ちなみに同じ縫い方の硬式ボールを日本もアメリカも使用しております。
答えは結構簡単で、縫い目の数え方の違いです。
どういうことかと言うと、日本では縫い目1つを1つづつかぞえて108という数字になりますが、アメリカでは、片方ずつ縫い目の数を数えます。ですので倍の「216」となってしまうんです。(写真を参考にしてください。)
硬式ボールの縫い目のまとめ
いかがでしたでしょうか?硬式ボールの縫い目の数が日本とアメリカでは倍違う理由が分かったんじゃないかなと思っております。
友達などに硬式ボールの縫い目の数を胸を張って自慢できる豆知識がつきましたね!「煩悩の数だろ?」などと言われたら自信満々で答えてあげましょう!
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